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2007.09.10

日本公式サイト更新!「Efter brylluppet/アフター・ウェディング」

あんまり情報がなかった「Efter brylluppet/アフター・ウェディング」の日本公式サイトがリニューアルされてました!

アフター・ウェディング
(日本公式サイト)

いくつか紹介される印象的なシーン。日本語付だとさらに分かりやすくて、フラッシュで観るだけでじぃぃぃぃん。(DVDで観た時は、言語:デンマーク語 字幕:英語 で鑑賞してるのできっとニュアンスの違いなんかがあるはずで)

ポストカード付の前売り券販売も始まってます。

もう終わってしまっていますが、あいち国際女性映画祭2007で「アフターウェディング」が公開されていたようです。

以下、ネタバレ全開のさらりとした感想。

***ネタバレ注意***

かなり前に観終わっていたのですが、すぐには感想が書けず。今でもうまく言葉にならないので、じっくり語るのは難しいのでとりあえず心に残っているシーンを思い浮かんだ順に。

※英語字幕で鑑賞。日本語字幕とは多分訳され方が違うと思うので、日本語字幕で観たら少し変わる部分があるかも。(本質は変わらないかな、でも)


<粗筋> インドで孤児達を支援しているヤコブ。特に商才があるわけでもなく、金銭的に追い詰められていた彼の元へ、デンマークの実業家から資金援助の話がやってくる。

資金を出す条件は、デンマークへ一度戻り、直接実業家と話をすること。

デンマークへ戻るのを渋るヤコブだったが、「資金がない」と孤児院の院長に一喝され、「必ず戻る」と子供達に約束してデンマークへの帰途へつく。

孤児院支援のためのファンドを設立すると言う実業がヨルゲン。契約書をまとめるまでしばらくデンマークへ留まらざるを得なくなったヤコブは、半ば強引にヨルゲンの娘アナの結婚式へ出席することとなる。

資金の為と我慢して結婚式へ参列したヤコブ。遅れて入ってきた彼を見て顔色を変える新婦の母親ヘレネ。

結婚式にて、「新婦がスピーチをするものではないけれど・・・」と断りつつマイクを取ったアナは、18歳の時ヨルゲンが実の父親ではないことを知って衝撃を受けたこと、それでも実の娘と変わらない愛情を注いでくれたヨルゲンへの感謝を語る。

アナは、「愛し合っていたけれど、傷つけあうことしか出来なかった」ヤコブとヘレネの娘だった。

妊娠に気付く前にすれ違ったまま別れてしまったヤコブとヘレネ。ヘレネはその後アナごと愛してくれたヨルゲンと結婚し、4歳になる双子の息子を生み、ヤコブはインドへ渡ったままだった。

散々探したのに見つからなかったヤコブがなぜ、アナの結婚式に来れたのか。ヨルゲンは、ヤコブがアナの父親と知った上で呼んだのか。

疑惑を抱いたまま、ヨルゲンは資金援助の準備を進めていくが、ヤコブに示された条件はデンマークに留まり、アナとファンドの責任者になることだった(ちょっとうろ覚え)。

アナの実父がヤコブであることがアナに知れ、アナは本当の父親としてヤコブを慕う。ヘレネとヤコブにはまだ想いが残っており、ヨルゲンは2人をまとめたがる。ヨルゲンの行動をいぶかしむヘレネとヤコブ。

実はヨルゲンは病に冒されており、余命はほとんど残されていなかった。

アナには実父を、4歳の双子の息子には父親を、愛妻ヘレネには夫-彼女が今も愛している男を。

インドに残してきた子供達と、実の娘、昔も今も想っている女性、そして愛する者を遺して死ななければならない男。

「誕生日には帰る」と言った約束を守れず、インドに電話でhappy birthdayを伝えるヤコブ。究極ともいえる選択を迫られて惑うヤコブと、着々と死への準備を進めていくように見えるヨルゲン。

平静を装っているように見えるヨルゲンも、人生半ばでやりたいことも愛する家族も失くしてしまうことに苛立ちは隠せていなかった。新学期から双子の息子のクラスを分けてもらおうかと相談するヘレナに、「なぜオレに相談する?今後のことは、ヤコブに言うんだ」と声を荒げ、無念を顕にする・・・・・

最終的にデンマークに留まることになったヤコブ。荷物を取りに久しぶりにインドに帰り、成長した子供達を目にする。ヤコブなしではダメだった子供は、いつの間にかヤコブがいなくても大丈夫な子供になっていた。


決してお涙頂戴モードの作品ではないのですが、淡々と静かに進んでいく分だけ、ヨルゲンの押し込められた悲しみや悔しさなどがひしひしと感じられました。

家族とは?愛とは?

言葉にしてしまうと軽くなってしまうのですけれど・・・・

順調に成長する会社。上海(だったか記憶が曖昧ですが)に支社を立ち上げて、「来年に~」と自分の誕生日パーティで会社の関係者にスピーチをするヨルゲン。その時に、ヨルゲンはきっと生きてはいない。

そんな日が来ないことを知りつつ、まだ何も知らない来客の為に涙を流せないヘレナ。日頃サポートしてくれる愛する妻への感謝を述べたそのスピーチには、多分、出会ってからの月日全てへの感謝も込められていて。

病のことを隠したかったヨルゲン。口止めをされるも、ヘレナとヤコブはアナに真実を伝え、それを怒るヨルゲンにアナが伝えた想い。

生物学的に誰が父親か、そんなものはきっと関係なくて。

惜しみない愛情を注いでくれるからこそ、それに甘えて、大切なものが見えなくなってしまう。失くすことが分かって初めて、どれほど大事なものかを再確認する。

我侭に育てられたお嬢様が、ひとつ大人になったのかな?と。

劇中ではさっさと埋葬シーンに移りましたが、末期を迎えたヨルゲンの看病・闘病生活はきっと凄まじいものではなかったかと。

思考力があるうちに、行動する体力が残っているうちに。

追い立てられるように何もかもの手配を済ませていったヨルゲン。ハメられたと、ヤコブは思ったかもしれないけれど、ヘレナがきっと今も愛しているであろうヤコブを、アナの結婚式に連れてくることはそんなに簡単に割り切れることではなかったはず。

ヤコブに嫉妬したり、ヘレナを恨んだり、ぐちゃぐちゃになった部分もあったんじゃないかと。これからどんどん成長していく息子達を遺していく無念とか。

生きるって大変なことだと、じわ~っと感じさせられた作品でした。

なんとなくヨルゲンに思いっきり感情移入してしまいましたが、多分、ありとあらゆることを引き受けなければならなくなったヤコブも相当なものがあったと思います。

ただある意味、それなりの責任を取るべきポジションにいたと思うので・・・(^_^; ヘレナとのことに決着をつけることなくインドに逃げ、そこでずっと逃げ続けた生活を送っていたように思えてしまったので、板ばさみになったのは大変だけれど、収まるところに収まったのではないかと。

あっちも取れない、こっちも取れない。どっちも捨てられない、どちらかだけは選べない。

そんな苦悩がイライラするほど伝わったのは、きっとマッツの力なんでしょうね。観てるだけなのに、なんでこんなことになったんだという叫びと逃げ道のない閉塞感がひしひしと感じられました。

なんとなく北欧の結婚事情を垣間見た気がしたシーンが冒頭に(笑) アナの結婚式前夜、「淋しい?」「まだ1回目だ。これから何度もあるさ」(←めっちゃうろ覚え)らしき会話を繰り広げる新婦の両親。

なるほど。ま、合わなきゃ別れればいーんですもんね(^_^; 実際アナもスピード離婚だったし。

DVD(デンマーク版&UK版)には特典映像がみっちり入っていました。6つの削除シーンでさらに落涙(T-T) 

アカデミー賞外国語部門ノミネート作品になったのも納得の、ものすご~く充実した作品でした。 10月下旬は有楽町にGo!です♪

▼サウンドトラックCD日本Amazonにあります。(UK版はデンマーク版DVDのデザインと一緒)


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コメント

Alexさん、ホント日本語字幕で鑑賞したら、どう印象が変わるか楽しみです。
その為にも、公開日まで鑑賞しないと心に決めて、毎日頑張っていますが、また急に見たくなっちゃうかも・・・。(^_^;)

それにしても、ヤコブが再びインドに戻れるまで、どのくらい時間が経ったのかしら??と、その間のプラモッド君の寂しさに想いを馳せてしまいます。
プラモッド君の成長に、寂しそうな笑みを浮かべるヤコブですが・・・・、次に観た時には、ホッとした笑みにも見えました。
ラストのあのマッツの笑みは、何度観ても苦しくなります。

投稿 rinzu | 2007.09.10 21:06

>rinzuさん
公式サイトのflashについてた日本語字幕は素敵でしたね~♪
ヤコブがインドに戻るまでかなりの時間があったと思います。まぁでも、子供は成長するものだな、と思いました(^^;
依存していたのはプラモッドよりもヤコブの方だったかもしれませんね。

投稿 alex | 2007.09.12 10:10

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